毎年5月になると、私が小さいころ縁側で笹の葉にもち米をつめてちまきを作ってくれた、祖母の姿を思い出します。
私の故郷の福島では、こどもの日にちまきを食べる慣習があります。祖母が作ってくれた笹の葉が香るもっちりとしたちまきは、私の忘れられない味のひとつです。
ちまきの材料: 15個分
- もち米 420g
- 笹の葉 30枚
- いぐさ(各80センチ) 15本
きなこ砂糖
- きな粉 40g(お好みで)
- 砂糖 30g(お好みで)
- 塩 ひとつまみ
ちまきの作り方
STEP
下準備
- 笹の葉は洗って水分をふきとる。
- いぐさはしんなりするまで茹でる。
- もち米を洗いざるにあげる。
STEP
ちまきを包んで水に漬ける
- ちまきを包む:笹の葉の表面を内側にして円すい形に丸め、もち米をつめて笹の葉を手前に包む。もう一枚の笹の葉をかぶせて手前に包み、いぐさをかけて真ん中で結ぶ。
- ちまきを5個ずつ束ねる。
- 一晩水につけておく。
STEP
ちまきを茹でる
- 鍋にちまきとたっぷりの水をいれて火にかけ、沸騰したら中火で約1時間ゆでる。
- ざるにあげて、涼しいところに吊るして冷ます。
STEP
きな粉砂糖を作る
- きな粉、砂糖、塩をまぜて、ちまきにかける。
メモ
・市販の笹の葉を使用しましたが、生笹の場合はゆでてから使用してください。
・笹の葉の表面(ツルツル面)を内側にしてもち米をつめると、もち米がつきにくくなります。
・いぐさがなければタコ糸で代用可能です。
・ちまきを煮ている間に水の量が少なくなったら、お湯を足してください。
保存
・冷蔵で約3日、冷凍で約1か月保存可能です。
・解凍時はレンジなどで加熱してお召し上がりください。